クラウド会計freeeのほんとうの力とは・・・「タグ」について

こんにちは。公認会計士の池田詩織です。

 

当事務所では、クラウド会計freeeの導入サポートをしています。

 

 

 

●freeeのメリット

 

このクラウド会計freeeをかなりおすすめしております。

 

なぜなら、

 

 

・簿記の知識がなくても記帳業務が簡単にできる。支出・収入、決済未済・決済完了など、わかりやすい言葉が使われている。

 

・銀行口座やクレジットカードと連携させることによって自動で入出金データが会計データに取り込まれる。つまり、いちいち記帳をして残高を確認しなくても口座残高との同期ができ、会社全体の最新の預金残高・クレジット利用額が把握できる。

 

・AIによって、勘定科目を自動で推測してくれるので、定型的な取引なら、内容を確認してポチッとクリックするだけで仕訳が完了する。(これは本当に便利です!!ポチポチするだけでいいなんて…しかも金額が正確!!

 

 

・・・などなど、クラウド会計ならではのメリットがたくさんあります。

 

しかし、私がこれはいい!と強くおすすめする理由はこれだけではありません。

 

 

私たちが中小企業の成長に絶対必要だと考えている「管理会計(マネジメント会計)」との相性がとても良いのです。

 

 

通常、会計ソフトというのは、仕訳データを入力し年度末の決算処理まで行うツールです。

この最後の「決算」が目標になります。会計ソフトを使うと、ルール(会計指針や会社法など)に則った決算書を作成することができます。

 

従来の会計ソフトは、あくまでもルールに則った使い方しかできませんでした。(補助科目を付けたりとかはできますが。)

 

 

 

●freeeはタグで可能性が広がる

 

 

freeeには「タグ」という機能が付いています。

 

 

タグには、「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」の4種類あり、各仕訳の説明(摘要)に付けていくと、タグごとに集計ができるようになります。

 

従来の会計ソフトの補助科目の機能に似ていますが、補助科目と違って勘定科目をまたいで同じタグをつけることができます。

 

 

例えば、交際費や会議費や福利厚生費や旅費交通費にまたがって「飲食代」というタグを付けてみると、会社全体でいったいどれだけ飲食代がかかっているのかわかります。

 

さらに部門別(厳密に部門がなくても、部署ごと、あるいは責任者ごと)のタグをつけておけば、どの部門でどれくらい使っているかもすぐに集計できます。

 

 

このようにタグを使うことによって、今まで会計データから、勘定科目ごと、補助科目ごとにそれぞれ拾ってきた数字をエクセルで集計して社長に報告…といった手間がなくなります。

 

いつでも集計した数値を確認できるので、経営者が気になったときに最新のデータを確認することができます。

 

 

この便利な「タグ」の機能をうまく使いこなせば、時間も手間もかけずに、決算書の作成を目的とした数値だけでなく、

 

リアルタイムに経営管理(管理会計)に必要な財務数値を把握することが可能になるのです。

 

 

会計データを経営に活かすには、数字を使って会社を成長させるには、クラウド会計freee+管理会計(マネジメント会計)を最大限に活用していただきたいと思っています。

 

 

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